ツキモリの案vol.7

 『鍼灸治療で、はたらく細胞!』
~肩凝りに悩むあなたの身体で生まれるかもしれない物語~

(清水茜さん著『はたらく細胞』を参考に……)

 

赤血球「肩周りのこの道、まだ毛細血管じゃないのになんでこんなに狭いんだろう?ウワッ!毛細血管はさらに狭いわ!でもなんとかこの酸素を細胞にお届けしなくっちゃ!」

細胞「や、やっと来てくれましたね赤血球さん。もう窒息しそうでした。部屋の中もゴミだらけで大変なことになってます。ゴミ出しもよろしくお願いします。」

赤血球「わー!こんな量のゴミ運べませんよー。あー、どうしよう……」

 ボンボンボン!!ズムムムムムム―

赤血球「どしぇー!なにあれ!?でっかい針が入ってきたー!」

白血球「どうした!?敵襲か!?特に菌は居ないようだが……」

その他諸々「どうしたどうした?ガヤガヤガヤ」

赤血球「騒ぎを聞きつけて、マクロファージさんやリンパ球さん、血小板さんまでみーんな集まってきた!ここまでの道(血管)すごく狭くなかったですか?」

マクロファージ「いいえ。とってもスムーズに来れましたわよ」

◎針の刺激により、神経の反射による血管拡張反応が起こります

キラーT細胞「菌は居ねえようだが、細胞君の部屋がいくつか壊れてやがる。皆で手分けして片付けまくろうじゃねえか!」

◎微細な細胞損傷により、免疫力の活性化も起こります

赤血球「それにしても、なんだか急に暖かくない?むしろ暑いくらい!」

白血球「体外に見える、あの太陽みたいに熱いやつのせいだろう」

キラーT細胞「熱い太陽!!なんだか青春だな!よし、皆であの太陽めがけて駈け出そうぜ!」

◎灸の温熱刺激による血流増進が起こります

赤血球「あら、みんな行っちゃった。いつの間にか、細胞君のゴミ部屋も片付いたし、狭かった道(血管)も広くなって、なんだかとっても気持ち良くなったわ。めでたしめでたしね。」

 清水茜さん著『はたらく細胞』を読みました。とっても面白かったです。勢いで、肩凝りの方へ灸頭鍼の治療をした時の状況を、『はたらく細胞』に登場するキャラクター達をパロディーに書いてみました。鍼灸の効果である、血管拡張や、免疫力活性化が分かりやすく伝わったでしょうか?『はたらく細胞』の魅力は、自分の身体の中で必死に、そして献身的に働いてくれている誰かが居ることを、絵として分かりやすく描いたことでしょう。

東洋医学でも、『はたらく細胞』に負けない面白い体内の見方があります。それが、『内景図』というものです。“人間の体内には、我々が目にしている大自然が、丸ごとミニチュアサイズで存在している”というのを絵として表現したのが内景図です。中国の道教徒は、この体内の大自然を想像の中で探索する、という瞑想方法があるくらい実用的なものです。

更に面白いものに、戦国時代に活躍した鍼灸師、茨木元行先生が『針聞書』という本の中で描いた“ハラノムシ”です。その種類、なんと63種類です。レントゲンもMRIも無い時代、ハラノムシが病の原因だと考える人達も居たのです。辛い症状を「原因不明」とされるよりも、想像上でも「ハラノムシが原因である」とされた方が、説得力もあり治療効果も高くなったと思われます。

『はたらく細胞』『内景図』『ハラノムシ』この三つを眺めてしみじみ感じること。それは、人間の身体というのは、大地であり、誰かの職場や住み家であり、誰かの舞台でもあるということです。そう考えると、不摂生を控え、自分の身体を大切にしてあげようという気持ちも強くなりますね。

なんと、『はたらく細胞』は永野芽郁さんと佐藤健さんのダブル主演で実写映画が出来ました!12月13日から上映だそうです。私も是非とも見に行きます!!

そして、我が月森庵では、ハラノムシ達を3次元に引っ張り出しての展示企画をやっています!ハラノムシおもちゃ、ハラノムシカレンダー、ハラノムシ絵画などなど色々あります。足湯ついでに遊びに来て頂ければ幸いです。

moriyan

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